またしてもターキー食えず

昨日アメリカはThanksgivingで、日本で言う元旦みたいな日。(あれ、違ったけ?)
学校も会社もお休みだし、お店もほとんど閉まっちゃって、家族そろってターキーを食べる日。
アメリカでThanksgivingを越すのはこれで3回目だけど、まともにターキーを食べたことがない。
去年とかも、何やってたんだか本気で思い出せない。
というくらい、日本人の、特に家族のいない私はけっこうだいぶ無関心。
でも1度くらいはパレード観て、ターキー食べてっていうThanksgivingらしい事しときたいかも〜、と今年は意気込んでみた。
が、初っぱなから朝思いきり寝過ごし、パレードは終わりかけてました。
まあ、どうせ外寒いし、長時間立って観てられなかっただろうからまーいいか、とここで夜のお誘いの電話。
1. ブルックリンにあるアメリカ人の友達の家でハウスパーティー
2. ブロンクスにあるアメリカ人の友達の実家で典型的なThanksgivingディナー。
3. マンハッタンのメキシコ人の友達の家で、とりあえずThanksgivingだし集まっとこうか的な会。

さて、どれに行こうか。
ブルックリンの友達の家は、休日に運行の乱れるLライン沿いで、行って帰ってくるのにものすごい労力を使いそうなので却下。
ブロンクスも、かなり果ての方で帰りタクシー代がものすごいことになりそうだったので却下。
で、結局家からいちばん近いメキシコ人の家で、アメリカ人の一人もいないインターナショナルなThanksgivingを過ごす事に。
て、どれもこれも、この急激な寒さが全ての行動力を低下させてる。
この寒さがあと4ヶ月くらい続くから今からこんなこと言ってたらしょうがないんだけど、いきなり寒くなってまだ体がついてけない。
そんなわけで、メキシコ人の友達の家に行ったはいいけど、もちろん出てきたのはメキシコ料理。
ちょっとはターキー期待してたんだけどなぁ〜〜〜
そしてドイツ、スウェーデン、スイス、トルコ、韓国と、次々訪れるインターナショナルな面子。
この地に家族居ない者同士こんなに集まっちゃって。。。
結局いつものノリで酔っ払ってゲームとか始まっちゃって、楽しかったけど、でも私は多分きっと一生Thanksgivingにターキーを食べられないで終わるんだろうな、、、と思いながら今宵も更けてゆきました。

近頃のNY写真をアップ

今日は最近撮った写真を何枚かアップします。
題して、「近頃のにゅーよーく」。

 近頃めっきり寒くなって来た。
 セントラルパークの紅葉もピーク。
 5番街はもうクリスマス一色。特大雪の結晶!
 ビル群と教会のきれいなコントラスト☆
 めずらしく乗客の一人もいない地下鉄の中。
 i-podの新しい広告地下鉄をジャック!
以上、ちょっと手抜きの日記でした☆

日本人と罵り言葉

韓国人の友人とのとある日の会話。

韓国人(以下K)「日本語って、悪い言葉が少ないよね」
私(以下S)「えっなんでそう思った?」
K「だって日本人に悪い言葉教えて〜って言うと、決まって出てくるのが"バカ""アホ"。で、そんなの知ってるよ〜て言うと、ちょっと考えて"ブス""くそばばあ"とか。だからさ、考えないと悪い言葉出てこないってことでしょ?例えば"ass-hole"をすぐ日本語に訳せる?」
S「ケツの穴。でも誰もそんな風には使わないね。それに変わるニュアンスの言葉ってなんだろ、、、くそったれ?でもあんま日常で"くそったれ"とか言ってる人聞いたことないかも。韓国語だったらすぐ出てくんの?」
K「うん。でも逆に韓国語も英語と一緒で、悪い言葉が豊富でバラエティーに飛んでるから、どれを使おうか迷っちゃうかも」

その後、一人になってから数十分間「日本語の悪い言葉」について考えてみた。
英語で"swearword"と言われる"Jesus Christ"とか、"God damn you"とか"Go to hell"とかは、神を冒涜する言葉としてキリスト教のバックグラウンドからきてるから、日本語にはそれに代わる言葉がないのはわかるよ。
でも、罵り言葉はもっと存在してもいいはず。
で、いろいろ考えてみたけど日本語の悪い言葉って本当にあんまり思い浮かばない!

Fuck you → ぶっ殺すぞ、死んじまえ。
...ヤンキーの喧嘩とかでない限りなかなか使われなそう。

Damn it! → くそっ、ちくしょー。
     ...やっぱり日常ではあんま使わないよねぇ、、特に女の子は使わないよね。

Bitch → あばずれ??
     ...なんて使う人聞いたことないよ。高校生がよく言う、「マジあいつサイテー」とかの方がニュアンス的に近いかも、、、

悪い言葉悪い言葉悪い言葉、、、、、、
「なめんなよ」「ざけんなよ」「ムカツクんだよ」「てめぇ」「のヤロウ」
て、少年漫画に出てくるような喧嘩用語しか思いつかな〜い!!!

というわけで結論。
世界的に見て、日本人が温厚でおとなしく攻撃性の低い人種である理由の1つとして、「罵り言葉が少ない」=「言葉で人をあまり攻撃しない」=「感情をあまり表に出さない」=「穏やかで物静か」、という図式が成り立ちます。(勝手に)

昔から沈黙を美とする日本人。
感情表現が得意でない代わりに、内に秘めた思いは人一倍強いのです、きっと。。。

50 Centの半自伝的映画ついに皮切り

先週水曜日に全米で上映が始まったラッパー50 Centの自伝ムービー、"Get Rich or Die Tryin'"を観てきました。


ニューヨーク、クイーンズ地区出身の50セントは、リアルなゲットー育ちのギャングスタラッパーとして名実共に地元ニューヨークでも人気のあるラッパー。
というだけあって、金曜日の夜に映画館に行ったら、見事に全回ソールドアウト。
しかも通常ニューヨークの映画館は週末ともなれば深夜2時、3時の回まで上映があるのに、この映画に限っては最終回が23時と、異例の早さ!
公開前から暴力シーンや銃撃シーンが多過ぎると問題になってたし、終いにはペンシルバニア州のどこかの映画館では、公開初日に客同士が口論になり、一人撃たれたという事件が発生してるし、、、、というのもあって深夜上映をしないのかも。

なるほど、率直な感想は、、、R指定納得の超バイオレンス。
50セントの幼少時代からラッパーとしての初舞台に至るまで、多少の味付けはあるにしろ、彼の半生を限りなく忠実に描いたストーリー(らしい)。
父親のいない彼は、ドラックディーラーとして生計を立てている母親と2人暮らし、でもある日母親がディーラー内のトラブルでギャングの一人に殺されてしまう。
それ以来おばさんの家で、他のストリートキッズたちと暮らし、スニーカー欲しさに若くして今度は彼がドラッグディーラーに、地元ギャングの仲間に入る。
ディーラーとしての彼の腕はすぐに見初められ、ギャングのボスに気に入られ、メルセデスを現金で買う程にまでなり、幼馴染みの女の子と再会して恋に落ち、と順調だが、ある日コカイン所持で刑務所にぶち込まれ、そこから人生は一転する。
刑務所でTerrence Howard演じるBama(多分これがジャム・マスタージェイと思われる)と出会い、出所したら足を洗い、以前から何度も夢見ては諦めてきたラッパーになることを誓う。
しかし現実はそう甘くなく、突然足を洗った彼を良く思わないギャングの一人が、ある晩車から降りた彼を襲う。
そう、これが有名な50セントの武勇伝(?)、「9発喰らったけど死ななかった」事件。
死に至らなかっただけで、もちろん重体を負った彼は、服役中に妊娠が発覚してもうこの時には既に生まれていた子供と、彼女と共に人里離れ何ヶ月ものリハビリ生活に入る。
と、この後映画はクライマックスに入って行くので、とりあえずストーリーはここまでにして、、、

自伝映画とはいえ、彼の本当に辿ってきたであろう半生だとはいえ、映画全体を通して血みどろの抗争シーンが多すぎる!!
B級ギャング映画ではもっともっと残酷なのもあると思うけど、今をときめくラップスター主演の映画でここまでやっちゃうんだぁ〜てかんじ。
「8マイル」に銃は1度も出てこなかったけど、彼の映画では喧嘩=銃。
ギャングスタの生き様って、ほんと半端ないのね、、、

役者としての50セントは、、、演技の面で師匠エミネムの方が上かな?って気はするけど、スクリーン上であの彼の独特の哀愁漂う瞳を見てたら、ちょっとホロッとくるものがありました;;
でも「8 mile」は5回くらい観たけど、これは一回観ればいいかも。

ちなみにhttp://movies.go.comでの全体評価はC-。
「8マイル」と比べられちゃうのは最初から運命だったとしても、この映画今後の50 Centにどう作用するのかな。

"GET RICH OR DIE TRYIN'"オフィシャルサイト
http://www.getrichordietryinmovie.com/home.html

セントラルパークの紅葉♪

さてさて、冬の到来も目前、日々気温が下がっていくのを体感する今日この頃、葉っぱが全部落ちてしまう前にとセントラルパークに紅葉を撮りに行ってきました。

     

もうだいぶ葉っぱ落ちてきちゃってる、、、と思いきや右の写真なんかまだ葉っぱが青いわ。毎年ながら、今イチ紅葉のベストシーズンというのが掴めません。。
セントラルパークはものすごく広くてとてもじゃないけど一周なんて無理なので、私が行くのはもっぱら家からクロスタウンバスで行けるセントラルウェストと86ストリート辺り。
有名なパークの中のスケートリンクもそろそろオープンするハズ。
今年こそは映画の気分を味わいに行ってみようかしら、、、

クラブ三昧週末第2弾

昨日とは一変して、金曜の夜は、ミッドタウンのクラブ激戦区FLAT IRON(フラットアイロン)にある流行りのクラブ"Rock Candy"へ。

選曲はマンハッタンにありがちな、ヒップホップ中心のオールジャンル。年齢層は多分20代半ばから30代半ば、白人率高し。
ここの前は週末ともなればいつも長蛇の列。そしてこういう流行ってるクラブは、週末の混雑時、特にチェックが厳しい。
今夜は一緒にいた友達が顔が利いたので、何十分も列に並んでる人たちを横目に、すんなりと入場を果たせた。そう、マンハッタンのクラブは、東京のそれとだいぶ異なり、異常なまでにバウンサーのチェックが厳しい。
まずID。これを忘れてしまった際には、今夜は終了〜と、諦めてさっさと家に帰るしかない。私も1度忘れた時、中に知り合いが居たので無理を言って入れてもらったけど、腕に「アルコール禁止」のサインを黒ペンで思いきり書かれてとってもやるせなかった思い出が。たまに意地悪な人だと、スクールIDやパスポートのコピーも受け付けてくれなかったりもする。
そしてゲストを切ってもらってる場合。カバーチャージが取られないのでラッキ〜と思って呑気に構えて到着が12時過ぎちゃったりすると、週末の混雑時はゲストでもタダでは入れてもらえなかったりもする。
え〜12時って、早くないか?と言いたいけど、マンハッタンのクラブはたいがい朝4時に閉まる。
そんなこんなで、この日は前半はピープルウォッチングをしながらほどほどに踊る。が、後半思いきり突進してきて謝らなかった女の子に友達の男の子がキレ、5センチくらいの至近距離で顔と顔を合わせながらののしり合いが始まる。さすが、アメリカ人は男女関係なく口喧嘩が大好き。そして最後は酔っ払ってものすごいテンションで踊り狂ってる背の高い白人女に今度は私が足をこれまた思い切り踏まれ、今夜はもおええわ、と3時くらいに退散。
でも、まあ今日も十分踊れたし、満足満足。
以前私はこの手のクラブは大の苦手だった。
だって、楽しいのはセレブリティーにばったり出くわすことくらいで、音楽自体はもろMTV層を狙ったとしか思えない、今が旬のヒップホップオンパレード。(はは、とかいいつつMTV大好き)
でも、ここ10年くらいでニューヨークのクラブシーンはガラッと変わってしまったみたいで、もはやヒップホップ好きが90年代に求めるようなものはないという、悲しい現状。
ブロンクスの方に行けばもしかしたらドープなハコがあるのかもしれないけど、知り合いでもいない限りそんな所に突然乗りこむ勇気はないし、、、
そう、で開き直って"パーティーシット"を楽しむことにしたのです。
そしたら、これはこれで楽しいかも!って思い始めて。
もうとにかくノリノリで、ひたすら踊る。女の子とかそっちのけでビートに合わせて首を上下させていたB-BOYが懐かしい中、ここではただひたすらダンス、ダンス、ダンス!
白人のリズム感の無さに笑いながら、黒人の腰と肩の動きに見とれながら、、、

クラブ三昧週末第一弾

先週末は、半ば恋人となりかけていた机の上のマシーンに何日かぶりの休息を与え、重い腰を起こし、久しぶりに夜遊びに行きました。
こもるとなったら徹底的にこもり、遊ぶとなったら徹底的に遊ぶ性格にムラのある私は、今回も突然スイッチが入ってしまい、1週間に及ぶ引きこもり生活から一転、3日連続でクラブ通い。
まず木曜の夜は、エレクトロニカDJの友達のブルガリア人と一緒に、West Village(ウェストヴィレッジ)にあるクラブ"Movida"へ。
中箱で1Fはわりとアンダーグラウンドな雰囲気、でも誰かの家にいるようなアットホームなかんじでとっても居心地良し。2Fはおしゃれでセンスのいいラウンジ風。
お客さんもゲイを含めて男の率が高く、みんな音楽好き、いい音を聴きに来たんだぞ〜というかんじで、とっても良い。
私にとっては、渋谷のFamilyを彷彿させるかんじで、なんだか無償に懐かしい。

今日のイベントは、エレクトロニカ、ミニマム、ラウンジ、とハウス一色の夜だった。
ハウスに関しては相変わらず全くの無知だけど、友達がミックスCDを作ってくれたり、クラブに連れてってくれたりするお陰で、けっこう最近いいかも、、、って思えるようになってきた。
でも相変わらず踊り方が今イチわからん。ヒップホップの横揺れで腰揺らすような動きだとなんかしっくりこないし、、、