パリ第三弾これでいいのかディズニー

さて、パリから帰って来て1週間以上経ってしまいましたが、まだまだパリネタで行きたいと思いマス。
今回はエレガンスな街パリからはことごとくかけ離れた、存在感の薄いフランスのディズニーランドについて。
オープン以来脚光を浴びるどころか、閉園の噂も絶えないここのディズニーランド。
気高いフランス人は、キャラクターが歩き回っている子供っぽいテーマパークになんてわざわざ足を運ばないというのは本当なのか、、?
真実を確かめるべく、行ってきました!(なーんて、ディズニー好きの友達とノリで行っただけだけど)。

パリからは電車で45分くらいなので、郊外ののんびりとした風景を楽しんでいたらあっという間に到着。
ディズニー・イン・パリスってなんとも素敵な響きじゃな〜いとちょっとワクワクしながら外に出てみると、まず目の前に現れたのは、、、

おいおい、プラネットハリウッドは違うだろ。
私たちが観たいのは、優雅にただずむシンデレラ城おフランスバージョンなんだから〜冗談もほどほどにしてよ、と反対側を振り返ってみる、そして静止。そして無言。
ねぇ、まさかこのナムコワンダーエッグの入り口みたいなのがもしかして、、、

そうです、これがディズニーランド、夢の国へのエントランス、のはずが、、ナムコ
ミッキーの顔もどこにも描かれてないし、スタッフの制服も地下鉄の切符売り場の人みたいだし、ここがディズニーって言われなかったらどこに来たのかわかんないよ、、、
もううちらあまりのショックに撃沈。特に往年のディズニーファンのYのショックは計り知れないと思う、、、。

園内に入ってみるが、敷地自体も道も看板もシンデレラ城もビッグサンダーマウンテンの山も、全てが小さい、安っぽい。
そして、お決まりのポップなディズニーソングではなく、スピーカーからはかすかにアコーディオンっぽい音が流れていて、子供たちのキャピキャピした笑い声もなく、なんとも言えないじとーーーっとした雰囲気。
極めつけに、ミッキーを始めとするキャラクターたちがどこにも歩いてない!!!
一体どこなんだ、ここはーーーー!

ビッグサンダーマウンテンはとってもゆっくりとした速度で走り、カリブの海賊は中盤までほとんど動きのない人形がたたずんでいるだけの手抜きっぷり、アトラクションのおにいさんとおねえさんも、普通の作業着みたいな格好で「はい、次ー」みたいなやる気のなさ。
列に並んでるとスペイン語が飛び交っていて、来客のほとんどがスペイン人であることが発覚。かわいそうに、、、この人たち、アメリカと東京を知らないから、きっとこれをディズニーランドだと一生思い込むんだ、、、。
だって、ディズニーランドに行けば多少なりともみんな浮かれて、子供たちなんて特にいろんなグッズを買ってもらって頭に付けたりしてはしゃいでるじゃないか。
なのに、ここではみんななんだかシラケててつまんなそう。
これって、ウォルトを侮辱してないか?

お腹がすいてレストランに入ったら、そこで初めてディズニーのキャラクターを見かけた。
でも、やはりミッキーとかじゃなくて、みんな名前さえもわからないサイドキャラ。
しかもほんとに着ぐるみかぶってるだけで、あのキャラクター特有の仕草とかが全くなってない。ああ、なんということか。

そしてパレード。言うまでもなく、10年以上前のエレクトリカルパレードかそれ以下。
というのは、やっぱりみんなやる気なさそうに見えるから。踊っても歌ってもないし。
天皇皇后様のパレードかと思っちゃった。

これじゃあ、故ウォルト氏に顔が立たないよ、、、
そもそも一体誰がこの地にディズニーランドを作ろうと計画したんだろう。
客足も伸びず、収益も見込めないならば、さっさと閉めてしまえばいいのに。。。
フランスのイメージ的にもその方がいいと思う。
だって、パリで優雅なひと時を過ごしておフランスモードになった特に日本人やアメリカ人
の観光客が、ここを何かの間違えで訪れてしまった日にはがっかりするよ。

極めつけは、ディズニーでの楽しみの1つであるはずのお店巡り、、、が、やっぱりこけた。
売っているディズニーグッズのほとんどが、アメリカや日本で売れ残ったのであろう何年も前の商品。
まさに在庫処分の場。
しかもこのミッキー、明らかに偽物じゃ、、、

みなさん、フランスに行った際には、たとえひやかしだとは言え、ディズニーだけは観光ルートから外しちゃっていいと思いマス。

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