ニューヨークストまだまだ続く!

みなさんももうご存知だと思いますが、ニューヨークでは20日深夜、25年ぶりに全面的なストライキが始まって、依然続行中。
今22日の午前3時だから、既に3日目に突入。
数時間後にはみんなまたいつもより早く起きて、今日はどうやって職場まで辿り着こうかと頭を悩ますんだろうなぁ。
交通機関再開の見通しは立ってなくて、このままクリスマスまで続いてしまうのでは、、、なんてこともあり得ない話ではなくなってきた。
この年末の師走の時期、たくさんのビジネスは大打撃を受け、クリスマス景気を狙ってたお店や飲食店なんかも客足が遠のいて商売上がったり。
最高で一日約7億ドルの経済損失だって。
マディソンスクエアガーデンで行われてるNBAの試合も、チケットが余っちゃって通常の約半額の値段で売りさばいてる。
タクシーもブルックリンやクイーンズからマンハッタンに入るときは、4人乗ってないと交通規制で通してくれないから、たまたま居合わせる知らない人とタクシーをシェア。
運賃も普段より上がってて、エリアによっては乗客数や距離関係なしに初回運賃が1人10ドルからとか。
家から仕事してた私は、昼過ぎ頃近所のランドリーに洗濯物を出しに行ったんだけど、バイトのほとんどが来てなくて人手が足りてないから、いつもの倍以上の時間は見てくれ、といつもは穏やかな中国人夫婦も今日はちょっとぴりぴりしていた様子。
アベニューに出ても、バスが一台も走ってなくて変なかんじ。その代わり、普段じゃ考えられない交通量の多さ。
零下の寒さの中、颯爽と自転車やローラーブレードで走り過ぎて行く人たちも。
ブルックリンとマンハッタンを結ぶ橋の麓では、渡り切った人たちにホットチョコレートのサービスがあるらしい。
こんな世界の大都市なのに、本当にこういう信じられないことが起こってしまうから、改めて何でもありのニューヨークを実感。
自分たちの権利訴えてる時に他人の迷惑なんて考えられないってか。

ひとまず今日の敢闘賞は、ブルックリンのほとんどフラットブッシュ近辺にある自宅から、重たいラップトップと外付けハードドライブを担いで、橋を渡ってマンハッタンの30丁目まで歩いてきた友達に送りたい。