ゲイパーティーはおもしろ過ぎる!!

先日、ゲイ友達のそのまた友達が主催したハウスパーティーに行ってきた。
場所は、ニュージャージーのHoboken(ホボケン)という白人の若者で賑わう街。
ニュージャージー州はニューヨークの隣だけど、電車でマンハッタンから約10分くらいの近さ。家賃や物価なんかもマンハッタンよりも比較的安いし、街もきれいということもあって、好んでニュージャージーに住む人も多い。
夜8時くらい、Hobokenの駅で女友達と待ち合わせをし、パーティーの行われている家まで歩く。
マンハッタンからたったの10分なのに、街の雰囲気も歩いてる人もえらい違い。
ここは、ほんとに典型的なアメリカの町というかんじ。しかも学生街。
やたらテンション高くてきゃぴきゃぴしてて、あのばか騒ぎ大好きな典型的な白人たちのグループがいたる所に。
ちなみに、この間ローカル新聞を読んでたら、全米でいちばんドラッグ使用率(主にコカイン、ヘロイン)が高いのはニュージャージー州らしい。
全米一というのはビックリだけど、程よく都会に近く、程よく田舎で、若い白人が多いという環境上、なんとなく納得。
まあ、そんなこんなで駅から歩くこと15分、たどり着いた所はとっても素敵なアパートメント。
中に入ると、30人くらいいるであろう男たちが、ラウンジ系の音楽とともにそれぞれくつろいだり、飲んだり、食べたり、踊ったりしてる。
もちろんみーんな、ゲイ。
それにしてもなんとも素敵なお部屋。30畳くらいあるであろうリビングとは別に、ベッドルーム、バルコニー、ルーフまでついてて、彼はここに贅沢にも一人で住んでるらしい。
物が少なくてとってもシンプルで、素敵なソファがあって、テーブルにはなにげなくアート系の雑誌が置いてあったりして、やっぱりゲイの人たちはセンスがいいのね〜と、感心。
そしてハウスパーティーらしく、料理も自分たちでちゃんと作って用意してて、種類もとっても豊富。
しかも飾り方とかもとっても凝っててかわいいし、味もプロ級。
ストレートの男で、ここまで細部までこだわれる人ってなかなかいないよね。
彼らの美意識には、ほんとに裏切られたことがありません。

さて、おいしいお酒と料理を味わいながら、改めて周りを見渡してみると、私たち女二人だけ、めちゃくちゃ浮いてる 笑。そりゃそーだ。
でもゲイの人たちってみんな本当に明るくておもしろくてギャグセン高くて、みんなの行動見てるだけで笑いが止まらない。
彼らの世界もストレートの世界と同じくシビアで、カワイイ者がモテ、醜い者はやはりモテない。
いちばん人気は、私たちが見てもカワイイな〜と思う白人の男の子(実年齢31歳、でもどう見てもハタチ前後)で、みんなして彼に色目使いまくり、キスしまくり、触りまくり。
「You know you are cute」って言ったら、ニッコリされた。さすが。
友達も彼を狙ってて、最初はソファに座りながらこっちが恥ずかしくなっちゃうくらい目の前でベタベタしてたんだけど、目を離した隙に彼他の人ともいちゃいちゃしてる始末。
やっぱりストレートの世界と同じで、カワイイ奴、モテる奴はたいがい遊び慣れてるのね。
美意識高いぶん、ストレートの世界よりもシビアかも、、、
あとおもしろかったのが、プエルトリコ人がマレーシア人のヒザに座って口説いてたんだけど、マレーシア人がお酒の勢いで、自分はバイセクシュアルだということをカミングアウトしてしまい、ジ・エンド。
あろうことか、発端は隣に座ってた私との会話。
酔っ払い過ぎてて初めから会話もめちゃくちゃだったんだけど、何を思ったか突然、「基本的に男が好きだけど、キャメロン・ディアズはカワイイと思う」とか言い出して、それを聞いてたプエルトリコの彼、それに便乗して数人から大バッシング。
さらに勢いで、「昔女の子とも何人か付き合ったことがある」、「彼女(私の女友達)が昔付き合ってた人に似てる」と言い出す。
「なに、それってあんた両刀じゃん」
「でもでも、最後に女の子と関係を持ったのは6年間だし」とか、「好きだったけど愛はなかった」とか、必死な弁解も虚しく、結局彼は『両刀使い』に。
やっぱり本当に男しか愛せないゲイからすると、バイセクシュアルは基本的に好まれないらしい。
その後も、「女の人と関係を持ったのは20年前で、それが最初で最後だった」という40代の白人に会ったり、「女の人、好きだよ〜。ママと妹とかねっ」と笑いながら言い放つ年齢不詳の黒人に会ったりと、ほんとにおかし過ぎる一夜だった。
ちなみに酒の弱い私は、ビール2本、テキーラショット3杯、極めつけがゼリーショットという、その名の通りゼリー状で一瞬甘くて美味しいんだけど、実はかなり強めのやつを飲まされた後に、ほぼダウン。
そんなこんなで、今宵も楽しい夜だった。
ゲイには多分一生なれないけど、こんなパーティーまた行きたい♪