相手の歳よりも住んでる場所

最近パソコンに向かい過ぎているせいか、ほとんど動いていない気がする。
気づいたら朝4時なんてこともざらで、ベッドに入って目を閉じてからも、目の前にはさっきまで見ていたフラッシュの画面が、、、
波乗り禁断症状も出つつある今日この頃、久々にいっぱい歩こうと、クロスタウンバスをいつもよりも7駅手前で降りて、さらにストリートを20本くらい下がり、途中お店を覗きながら、かれこれ2時間近くかけて家に帰った。
ざっとこんな具合。

86St.&5Ave.→66St.&5Ave.→66St.&3Ave.→63St.&3Ave.(American Apparelに寄る)→84St.&3Ave.→84St.&York Ave.

もちろん足元はスニーカー。
日本じゃ滅多にスニーカー履かなかったけど、ここだと夜遊び以外はほとんどスニーカーかヒール低めのサンダル。
あ、でももうすぐブーツが履けるぞ♪

久しぶりにいわゆる「アッパーイーストサイド」を歩いたけど、特に5番街の80丁目から60丁目辺りは、ほんとに高級住宅ばっかりで、セントラルパークも見えて、道も白っぽくてきれいで、信号機もなんかかわいいし、オシャレなブティックがいっぱい並んでて、お店のウィンドウもきれいに飾られてて、、、まるで別世界。
 

どうしてニューヨークという街は、ストリートを隔てただけで、東西南北で、町並みもお店の種類も歩いてる人種も服装もこうも変わるのか。
住んでいる人種と階層が違うから、と言われてしまえばそれまでだけど。
そういえば、ニューヨークの人たちの間では、
「どこに住んでるの?」
「僕は72のアムステルダムだよ。」
「あら、私の友達も以前その辺に住んでいたけど、いい所よね。私はブルックリンよ。」
みたいな会話がよくなされてる気がする。
ニューヨークは街自体が小さいので、こういった会話から友達がつながることも頻繁にあるし、また住んでる場所を聞くことによって、相手の年収、生活レベルを推測できる、と誰かから聞いたことがある。
なぜなら、どのエリアで、どういった部屋のタイプ(Studioタイプ、2ベッドルームか、など)か聞いただけで、だいたい家賃が予想できるから。
とにかくニューヨーカーは、友達はおろか、ちょっとした知り合い程度の仲であっても、かなりの確率で誰がどこに住んでいるのか把握している。
お互いの年齢は知らなくても、住んでる場所は知っているのだ。
それが日本だと全く反対。
相手の歳は知ってて当たり前、けれど正確な住所は、親しい友達、彼氏や彼女以外把握していないことが多いんじゃないだろうか。
そもそも、東京の街の大きさと複雑な地理と、ニューヨークのそれとはまるで勝手が違うけれど、年齢と住まい、興味の注がれどころがここまで対極というのがおもしろい。
こっちでは、初対面でいきなり相手の年齢を聞いたりしないが、逆に日本では初対面でいきなり、
「どこに住んでるの?一人暮らし?何LDK?家賃は?最寄りの駅は?」
なんて住宅事情について質問攻めにするなんてことは、あまり、ない。

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