Alfie

はい、今日はジュード・ロウ主演の映画、"Alfie"を観てきました。
アメリカではもう半年くらい前に上映してたんだけど、見逃してしまったの。

ニューヨークを舞台に、プレイボーイのジュード・ロウがいろんな女性とのカジュアルな色恋沙汰の挙げ句、結局最後にはみんなが彼から離れて行き、孤独感に苛まされ、本当に大切なのは何かってことに気づくという、火遊びの核心に迫ったお話。
う〜ん、興味深いわ。
人生おいしいとこ取りってわけにはいかないのよね、残念ながら。

でもこのカジュアルな恋愛観、今のニューヨークの恋愛模様をまさに象徴してると思いました。映画の中でジュード・ロウも使ってたけど、彼らは"commitment"て言葉にやたら敏感。男女の関係に責任を持ちたくないみたい。年頃になっても結婚なんて考えてない人が過半数だし、どんなに素敵な人に出会っても、さらに上がいるって思っちゃうみたい。とりあえずいろんな人とデートを重ね、遊びに遊んで、落ち着く年齢なんて多分日本人の平均年齢から10年くらい遅れて、30代も半ば過ぎてからとかなんじゃないかしら。もちろん全員が全員そうじゃないけれども。しかし周りを見てても、シングルが多いのは確か。付き合ってるのかな?と思いきやシングルだって言い張る人もいるし。

そういうカジュアル恋愛思考が定着しちゃうと、従来の恋愛に対する感覚がどんどん麻痺してっちゃって、本当に一人の人を愛するってことが面倒になっちゃうんだろうな。恋愛の面倒な部分に直面する前に次の人に動いてっちゃって、まさにおいしいとこ取りなんだろうけど、気づいたら年だけ取ってて、自分の周りには誰も残ってなかった、、!!!なんてことにならないよーに!っていう教訓映画ですね、これは。

まーそれはそうと、この映画をきっかけに婚約まで辿り着いたジュード・ロウシエナ・ミラー。世紀のいい男が奥さんや子供と別れてまで選んだ女って、いったいどんないい女だろうって、向こうでもけっこう話題になってたけど、私にはいまいちシエナの魅力がわからない。ファッションリーダーとかいって雑誌にもよく載ってるからきっと個性的な女性なんだろうと思いつつ、映画を観たけど、別にこれといって存在感あるわけでもなく、よくわかんないけどがっかり。

それにしても"Alfie","Closer"と、ジュードの最近の役柄は立て続けにプレイボーイですな。そろそろ違う役柄が見たいかな〜


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 ここでもマット・デイモンに嫉妬されちゃう程のいい男を演じるジュード。でもこれはなかなか面白い。

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