ART SHOWでアートな一日

だいぶ時間経っちゃったけど、先週ハドソンリバー沿いのPier92で『AAF Contemporary Art Fair』ていう年に何度かある大きなアートショーの中の1つがあって、うちのマガジンもブースを出したので、そこでちょこちょこっと働いてきました。
仕事内容はほんとに簡単で、訪ねてきたお客さんに自分らのマガジンの紹介をして、サブスクリプションの案内をするだけ。
あとはたまにインフォメーションに間違えられて会場案内させられたり、、、

いろんなアート関係のマガジンやスポンサーのブースが入り口にずらっと並んでて、その奥がアートフェアのメイン会場。
何百というギャラリーが、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、メキシコ、フランス、ドイツ、イギリスなどなど各地から出展してて、世界中から集まるキュレーターやコレクターがこの中から将来期待出来そうなアーティストの作品にいち早く目を付け、買って行く。
コンテンポラリーアートなので、今は無名の若手アーティストなんかがほとんどだけど、こういう場から将来のアンディー・ウォーホルが生まれるのかなぁ、、なんて思いを巡らせながら会場をうろついてました。
残念ながら、作品自体の写真は撮れなかったんだけど、写真からグラフィックアートからシルクスクリーンからアクリル/オイルペインティングからスカルプチャーからトイレットペーパーの芯を使ったオブジェまで、コンテンポラリーアートなだけにほんとなんでもあり。
といいつつも、アートに関しての知識は全く人並み。
お気に入りのアーティスト以外の名前は覚えられないし、技法や年代なんかも詳しくないから、私のアート鑑賞は単純に、自分が好きか嫌いじゃないか。以外と嫌いじゃないけど好きまでいかない、っていうのが多くて、これは嫌い!ていうのは滅多にない。
特にモダンアートやポップアートに関しては、これは使えそうだぞっていうネタ探し的な視点から観てることが多いかも。
でもやっぱり私はピカソゴーギャン、ダリ、この3人は永遠に好きだなぁ〜

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今更ながらアメリカ人って、、、

ここ10日間くらい、アメリカ人ボスとの間で毎日のように繰り広げられる、意見の食い違いから始まる終わりの見えない言い合い、それに急激な気温の変化が重なったのか、ニューヨークに来て1年以上経つ今、今更ながら初めてのホームシックにかかりました。
そうなると、普段はどうせアメリカ人のことだから、と気にするまでもなかった些細な事までが無償に腹ただしく思えてきちゃうからもう大変。
例えば約束を守らない、自分が悪くても絶対に謝らない、という基本的なところから始まり、めちゃくちゃ混んでるのに絶対隣のレジを開けようとしないスーパーのお姉ちゃん、便座を水びだしにして呑気に出てくるおばちゃん、まっすぐの道を30キロくらいで走る深夜のタクシー運転手、この環境に優しくの時代にゴミ分別はおろか、店に行けばヨーグルト一個でも袋2枚重ねに入れてくるし、テイクアウトすればケチャップやらソースやらナプキンやら必要以上に入ってるし、、、と、終いには金持ちで頭の弱いきゃぴきゃぴアメリカンティーンエイジャーが繰り広げるMTVのリアリティーショー、"Laguna Beach"にまで悪態をつきたくなってしまう始末(普段はおもしろがって観てるんだけど)。

まあ、海外で暮らしてると誰もが1度はぶち当たるであろう、そこら辺のさまざまな葛藤は、時期を見計らって今度じっくり分析してみたいと思いマス。

目下、明日はAAFという年に1度の大きなアートショーの会場で、レセプショニスト的なことをしなければいけないので、今日は寝ますZZZ

google earthまだの人は是非!

泣く子も黙るスーパーサーチエンジン、米グーグル社が今年6月28日に画期的な3D地図ソフト「グーグルアース(google earth)」のサービスを始めた。

http://earth.google.com/

これを使うと、世界各国の衛星写真と起伏に富む地形の立体画像、さらに米国、カナダ、イギリスでは数多くのレストラン、学校、ホテルといった地域情報を含む都市の詳細な3次元画像(スクリーンショット)を見ることができる。また、複数の場所や3次元で表される各都市を結ぶ経路を、空を飛ぶような感覚で移動する動画も楽しめる。(Hotwired Japan掲載 http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050701303.html

そう、たとえば国内に限らず、海外の行きたい住所を入力するだけで、グーグルアースがそこまで導いてくれ、さらにズームインを繰り返せばかなりはっきりとその建物までもが写真画像で見れてしまうのだ。
たとえば地球全体を見るとこんなかんじ。

アメリカ、カナダ、イギリスに至っては細かいストリート、番地までもが既にカバーされており、かなり正確なロケーションと写真が見られる。
日本を含むその他の国に至っては、残念ながらまだそこまで細かくは網羅されていないが、例えば「東京都渋谷区」と入力したところ、渋谷のスクランブル交差点の画像がクリアに映し出された。なので、そこからコントローラーを使って移動していくことによって、目的の場所に辿り着くことが可能だ。

マンハッタンを上空から眺めると。。。


一方で、これらの画像はいつ頃撮影されたものなのか、ということが議論を読んでいるが、国や地域によってまちまちで、アメリカは少なくとも2001年以降、日本は4、5年前の映像であると推定されている。
よって100パーセント現状を映し出してくれることは期待できないが、それでも自分の行った事のない街を覗いてみたい、遠くに住んでいる友人がどんな所で暮らしているのか見てみたい、旅行前の事前調査をしたい、これから住む場所を見ておきたい、昔住んでいた場所、旅の想い出に浸りたい、、、などなど、活用法は満載で、簡単に丸一日過ぎてしまいそうである。

Google Earthダウンロードに必要な条件は、
* Operating system: Windows 2000, Windows XP
* CPU speed: Intel® Pentium® PIII 500 MHz
* System memory (RAM): 128MB
* 200MB hard-disk space
* 3D graphics card: 3D-capable video card with 16MB VRAM
* 1024x768, 32-bit true color screen
* Network speed: 128 kbps ("Broadband/Cable Internet")

また、デスクトップは4年以上、ノート型で2年以上古いものに関しては、正常に動作しない場合もあるということ。
ちなみにマッキントッシュ版はまだ開発途中だそうです、、、泣。
近い将来Mac環境で操作できる日が来ることを期待しましょう。

フリーダウンロードはこちらから!
http://earth.google.com/

メローなライブ♪DEREK JAMES

今週は見事に7日間続けて大雨、天気は最悪。
ずっと出かけるのが億劫になってたけど、やっと来た金曜日ということで、今日は友達の友達のライブに行ってきました♪

Derek Jamesと言って、ソロで活動している彼。
まだメジャーデビュー前で、今はニューヨーク各地のクラブ(ライブハウス)やラウンジバーで活動中。
メロウなアコースティックロック、優しいボーカルは、聴いていてとっても癒される。
ジャック・ジョンソンJack Johnson)やドノバン・フランケンレーター(Donavon Frankenreiter)、U2辺りが好きな人には絶対オススメ!!

興味の沸いた人は、是非是非こちらのウェブサイトをご覧あれ♪
http://www.derekjamesmusic.com

今日のライブは、イーストヴィレッジにあるPianosっていうオシャレ系のライブハウス。
入るといきなりバーで、奥にステージ、2階に上がるとダンスフロア、というマルチなハコ。
ちなみに、「ライブハウス」って日本語なのね。英語だと踊りに行く場所も、ライブを行う場所も、みんなひっくるめてクラブ。私も最初は「ライブハウス」は絶対英語だ!と、信じて疑わなかった 笑。

ライブが終った後ドリンクを持って2階に行ってみたけど、ダンスフロアはかなり終ってた。
DJ、音響にだいぶ問題アリ。
低音全く効いてないシャカシャカ音、音も小さくて、HOT97ばりに
びっくりするくらいミーハーな選曲のオンパレード、でもつなぎが下手で、なんかすごくダサイ!!
もちろん、誰も踊ってない。
そっか、もとから踊らせる気ないのか。
こういう日はお酒と会話を楽しむに限る!
と、友達5、6人とテーブルを囲む。
ところが、どういうワケか、みんなお互いの言ってることが聞き取れなくて、全く会話が噛み合ない。
多分フロアの音と、下のライブステージからの音に圧迫されて、みんなの耳がトンネルの中のような状態になっているので、至近距離でもお互い思いきり叫ばないと聞こえない。
しばらくはそれでも必死に会話を続けたけど、じょじょにみんな疲れてきて返事も適当になってきた。
「ホットドックでも食べに行くか〜」
という一言で、みんなテンションを取り戻し、近くにある友達お墨付きのホットドック屋へ。
これが、すごいの!
ソーセージがカリカリベーコンで巻いてあって、アボカドが入ってる。
パンも外はカリッ、中は柔らかくって、絶妙。
東京だったら、クラブ明けにはラーメン(特に三頭火のミニ塩ラー。でも今思うと、クラブ明けに8ドルって贅沢だよな〜)がお決まりだったけど、残念ながらラーメンがないので、代用品としてもっぱらホットドック
何にせよ、深夜、オヤツに齧りつくこのひととき。
ささやかな幸せかんじます。

相手の歳よりも住んでる場所

最近パソコンに向かい過ぎているせいか、ほとんど動いていない気がする。
気づいたら朝4時なんてこともざらで、ベッドに入って目を閉じてからも、目の前にはさっきまで見ていたフラッシュの画面が、、、
波乗り禁断症状も出つつある今日この頃、久々にいっぱい歩こうと、クロスタウンバスをいつもよりも7駅手前で降りて、さらにストリートを20本くらい下がり、途中お店を覗きながら、かれこれ2時間近くかけて家に帰った。
ざっとこんな具合。

86St.&5Ave.→66St.&5Ave.→66St.&3Ave.→63St.&3Ave.(American Apparelに寄る)→84St.&3Ave.→84St.&York Ave.

もちろん足元はスニーカー。
日本じゃ滅多にスニーカー履かなかったけど、ここだと夜遊び以外はほとんどスニーカーかヒール低めのサンダル。
あ、でももうすぐブーツが履けるぞ♪

久しぶりにいわゆる「アッパーイーストサイド」を歩いたけど、特に5番街の80丁目から60丁目辺りは、ほんとに高級住宅ばっかりで、セントラルパークも見えて、道も白っぽくてきれいで、信号機もなんかかわいいし、オシャレなブティックがいっぱい並んでて、お店のウィンドウもきれいに飾られてて、、、まるで別世界。
 

どうしてニューヨークという街は、ストリートを隔てただけで、東西南北で、町並みもお店の種類も歩いてる人種も服装もこうも変わるのか。
住んでいる人種と階層が違うから、と言われてしまえばそれまでだけど。
そういえば、ニューヨークの人たちの間では、
「どこに住んでるの?」
「僕は72のアムステルダムだよ。」
「あら、私の友達も以前その辺に住んでいたけど、いい所よね。私はブルックリンよ。」
みたいな会話がよくなされてる気がする。
ニューヨークは街自体が小さいので、こういった会話から友達がつながることも頻繁にあるし、また住んでる場所を聞くことによって、相手の年収、生活レベルを推測できる、と誰かから聞いたことがある。
なぜなら、どのエリアで、どういった部屋のタイプ(Studioタイプ、2ベッドルームか、など)か聞いただけで、だいたい家賃が予想できるから。
とにかくニューヨーカーは、友達はおろか、ちょっとした知り合い程度の仲であっても、かなりの確率で誰がどこに住んでいるのか把握している。
お互いの年齢は知らなくても、住んでる場所は知っているのだ。
それが日本だと全く反対。
相手の歳は知ってて当たり前、けれど正確な住所は、親しい友達、彼氏や彼女以外把握していないことが多いんじゃないだろうか。
そもそも、東京の街の大きさと複雑な地理と、ニューヨークのそれとはまるで勝手が違うけれど、年齢と住まい、興味の注がれどころがここまで対極というのがおもしろい。
こっちでは、初対面でいきなり相手の年齢を聞いたりしないが、逆に日本では初対面でいきなり、
「どこに住んでるの?一人暮らし?何LDK?家賃は?最寄りの駅は?」
なんて住宅事情について質問攻めにするなんてことは、あまり、ない。

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冬も真近ー秋日和♪

今週末は、土日とずっと激しい雨。
それと共に気温もぐっと下がり、早くもあの堪え難いニューヨークの寒くて長い冬がやってくる予感。。。
もしかしたら今年最後となるかもしれない、貴重な秋日和を、水曜日にセントラルパークで撮影しました。
9月から10月初めにかけては、インディアンサマーといって夏ほど暑すぎない暖かい日の続く、一年でいちばん過ごしやすい季節。
でもこれが終るといっきに冬の到来。
数日前はみんなタンクトップで、こんなに暖かかったのに、たった数日で気温が15度近く下がってしまう、それがニューヨークです。
でも去年のハロウィンは、裸同然の格好で外歩いてた人もいたなぁ。
もしかしたら、もうちょっとイケるかも、、、

ちなみにテロ警戒の為、今週末は地下鉄にも乗らず、繁華街にも行かず、おとなしくしていました。
街は、ポリスが普段以上に目立つ以外はいつもと変わらず、みんな普通に生活しています。
日本から心配してくれたみんな、ありがとう。

    
      

マガジン出荷日の奮闘

このブログを読んでくださっている人の中には、なんだかこの娘はニューヨークでパーティーばっかりしているなぁ、と思っている人もいるかもしれませんが(笑)、そんなことはもちろんなく、月から金まではアートマガジンでみっちりインターンをしています。

私のインターン先は、ニューヨークのアート、ギャラリー、イベント情報全般を扱っているマガジン出版社。
本屋ではなく、契約しているミュージアムやギャラリー、イベントスペース、個人でサブスクライブしているアート通の人なんかがお客様。(あのオノ・ヨーコさんも!)

会社はタイムズスクエアのすぐ近くという、東京で言うと新宿の雑踏を思い起こさせる、とにかく人が多くて賑やかな場所。
人混み嫌いの私としては、会社以外では絶対近寄りたくないエリア。
会社自体はとーっも小さく、ボスとアドミニストレーターマーケティングディレクター、フリーランスのライターさん、カメラマン数人、そして私ともう一人アメリカ人の男の子がデザイン全般を担当。
主な仕事は月一で発行されるマガジンのレイアウト、広告/ポスターデザイン、ウェブデザイン/アップデート。
←ボスとアドミニさんのデスク    
←私のデスクと愛用iBookG4

しかし、今日のようにマガジンをニューヨーク中のギャラリーに出荷する日は、数千冊単位のマガジンをひたすら梱包するという地味〜な作業を延々としなくてはならなかったりもする。
←足の踏み場なし。

そんなわけで、今日は半分肉体労働。
毎度のこと計画性のないボスは、16時に運送の人が来るって言ってるにも関わらず、梱包作業に入ったのが14時過ぎ。
アパレルで働いてたお陰か、意外とこういう作業が早い私。
絶対私がいなかったら間に合っていなかった!と、アメリカ人ばりにここぞと念を押してみたら、来週のボスのフランス出張の際にお土産を買って来てもらえることに。
ラッキー♪